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学校でのグループレッスン

大学サークルでは、公開レッスン形式を一部取り入れています。

レッスンを受ける立場、見る立場と、その都度変わるので、
自分を客観的に受け止める事ができるようです。

今回は、練習を頑張っているのに上手く弾けない、というものでした。
(手首が痛くなる、腰が痛くなる、等)

普段の生活では、指はそんなに硬直しないはずなのに、なぜ練習中は指が動かなくなるのか、・・・などなど。

その動きそのものには無理が既にある、弾く以前の問題が身体的に存在しているということを説明。

その理由を説明しながら、学生同士でデモンストレーション。

今回の「頑張っているのに弾けない、痛い」という課題は
身体のバランスを再調整する、という方法により
「痛い」箇所はなくなり、以前よりもスムーズに演奏が可能になりました。


見た瞬間に「どこかに無理がある」というのが
自発的に気がつくようになってもらいたい。

大学時代というのは、そのような事を養う時期なのかもしれません。



ここのサークルはレッスンを月一度程度でしないのですが
次回のレッスンの時には、学生皆が上手くなっていて
私が感動する事もあるほどです。

私の説明が先輩から後輩に伝えられているようで
全てを説明しなくても、分かってくれる彼らに感謝。


曲のレッスンにて
「○○の曲の少し速い部分で、ファゴットとコントラバスの同伴奏に誤差がある。コントラバスが遅れて聞こえるような気がする。どのようにしたら、その誤差を調整できるか?」

という質問がありました。

「ファゴットの他に、そのフレーズは何の楽器が受け継いでいるか?」「打楽器は、何の楽器で演奏されているか」「タイミングが最もはかりやすい奏法は?」

と質問すると、私が正解を答える間もなく、
彼らは的確な奏法が分かり、練習し始めました。

楽器始めて1~5年目で、なかなかの進歩です。