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レッスン代の受け渡し方、他

最近、私の周囲で話題になったり、私も気にしている事があります。

レッスン代金の渡し方や、レッスン日程の決め方等です。

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個人レッスン・・・月謝袋が無い場合のレッスンについて。

レッスンに限らず、人から人への受け渡しには
「現金を見せない」
というマナーがあると思います。
心遣いというものかと思います。
 
買い物、金額が決まっていないもの
その場で金額が確定する場合は
お財布から直接やりとりしますが。

最近、レッスン仲間で話題になっていた気になる話題が
「現金そのまま、渡す人がいる」
「現金そのまま片手渡し & お釣り請求」
「帰りの道すがら、片手で受け渡し」
「いくらでしたっけ?と確認される」
「(財布の中探して)、ありませんと言われる」
というものでした。


また、レッスン日時にしては
「生徒から、次回レッスン予定の連絡が無い」
「キャンセルの場合は前日までとしているが、23時59分に連絡が来る」
「当日、ドタキャン」
「来なかった」
「連絡なし」
「急な連絡が必要な時に、生徒さんの電話番号、連絡先が変わっていて連絡とれない」
という話題が出ていました。
 
 
「クラッシック音楽を習ってきた人たちの、常識、マナー」
として、下記を一読して頂ければと思います。

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私たちの昔からの「常識」では

・謝礼のお札は、なるべくきれいなもので(新札が一番きれいです)。
・月謝袋が無いシステムの場合は
 封筒に謝礼を包む(白、または礼儀あるもの)
・現金受け渡しには、敬意を払う(人それぞれ)。
 
その他、袱紗(ふくさ)から出すなどもありました。

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最近は「会計場所」「オンラインシステム」「振り込み」などが普及したためか
「人と人との社会人的マナー」
を忘れてしまっている人が多いのかもしれません。
お給料も振り込みだから
ありがたみの実感を感じる前に、ただの数字としての扱いになっているのかも。
 
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私も謝礼を払う立場だった時は
新札や、きれいなお札を用意していました。

レッスンの何日も前に、レッスン用のお札を用意しておきました。
銀行に行って、新札を用意してもらったり
お店のレジの方に、お釣りが出る際には
「なるべくきれいなお札をいただけますか?」
など、お願いしていました。


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いまどきは、また違うのでしょう。


白い封筒で渡すばかりでは「能が無いな」と思う事もあるし
「エコ」を気にして、封筒そのものを無くして、
かつ失礼のないようにする方もいらっしゃいますし
本当に色々です。
先生に渡す立場だった私も、どうあればより良いか考えてきました。


正直言うと
うちのレッスンに来ていただく方は
銀行の現金入れ袋に入れる方が多数です。
レッスンよりも、レッスン準備に手間がかかってしまうのは
私としては不本意ですし。
それで良いかと思っています。

ただ、現金そのものを財布そのものから探し、
左手財布、片手で現金渡すのは・・・多分、マナー的にアウトだと思います。

先生それぞれに考え方があると思うので
一度御自分で考えてみるといいのではないでしょうか。
でも、これは、レッスンだけの話ではないと思うのです。
 

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これに対して、ある方のお話を伺う事ができました。
こんな感じのお話でした。


先生のお宅に行く時はとても緊張して
何分前にチャイムを鳴らすかとても考えて
門の外でしばらく待っていました。
レッスン代も、どのタイミングで渡せばいいのか
他の人たちはどのようにして渡しているのか
色々な事に気を使っていました。

音楽は、楽器の音の出し方を学ぶだけではなくて
芸術を学ぶところです。
物事を丁寧にいつくしんで、所作を見直す
このようなことに、自ら振り返ってみてもいいのではないでしょうか?

 
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私自らが、振り返ってみる事ができるお話でした。
 
  
  
  
  

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コメント: 6
  • #1

    いしはらさとし (水曜日, 08 10月 2014 00:22)

    いつも更新を楽しみにしてます。
    今回の話は、レッスンに行くことに、そこまで深い考えがあるのかと、日本の伝統文化にも通づるものがあると感じました。
    私は久しぶりに再開したクラリネットのレッスンに行く暇もなく甘んじていますが、「こういう意味での精神的な部分」も表現方法は別にして、楽器の上達には大切かなと思いました。

  • #2

    はやしコントラバス教室 (水曜日, 08 10月 2014 22:27)

    >いしはらさとし様
    コメントありがとうございます。
    何が正しくて、また、そうではない、ということは
    理屈でなくて、よく考えてみるとわかってくるものなのだなと
    私も再認識しました。
    再開したクラリネットが、新たな考え方を連れて来てくれるといいですね!

  • #3

    よしおかたかし (日曜日, 25 1月 2015 14:23)

    レッスンの月謝の受け渡しに関してですが、講師の皆さんはレッスンを提供することによってその「代金」を受け取っているわけですよね。
    その代金を払うのは生徒ですが、お金をもらうということは、「生徒=お客さん」なわけですよね?
    そのお客さんがどんな支払い方をするかというのはそんなに重要とは思いませんが。
    「買い物、金額が確定していないもの、その場で金額が確定するもの」と、レッスン料のように「予め金額が決まっているもの」とで、支払いの仕方を変えないとマナー違反など、「客側」に押し付けたいのでしょうか?皆さんの「昔からの常識」など「客」には関係ないと思っています。

    教える立場の講師の皆さんは「先生」と呼ばれてますが、結局のところ客商売なんですよね。プロを目指して弟子入りするような感じならばこの常識は当てはまると思いますが。
    冠婚葬祭じゃあるまいし。
    たまに「一般の生徒」まで「弟子」と勘違いした扱い方をされる人いますけどね。初日からタメ口きいてきたりとか。
    あ、これは余談でした。

    クラシック系の講師の方にそういう方が多いなというのが私の印象でした。

    レッスン料の払い方以外のドタキャンするなどの話はその通りだと思います。

  • #4

    はやしコントラバス教室 (月曜日, 26 1月 2015)

    >よしおかたかし様
    コメントありがとうございます。

    この記事は、レッスンを行う・受けるという行動に対し
    今まではどういった習慣があったということを
    知識として知っていただきたいと思い、書きました。

    そのような習慣があった事を知った上で、
    自分はどうするか、の判断をしていただければと思います。

    実際にうちに来ている生徒さんでも
    「お札、はだかですみません」と一言いただきながら、
    謝礼を支払ってくださっている方もいらっしゃいます。
    「気遣い」して戴き、それに感謝しています。

    そして、おっしゃる通り「生徒=お客さん」です。
    生徒さんが困っている事に対し、できるだけ理解し
    それをクリアするお手伝いを力いっぱい努めさせて戴いています。

    ただ、実際には音楽的に上達すると言う事は簡単なことでないので
    お客様であっても、上達を妨げる事があれば指摘することがあります。
    それに対し、不満を感じられる方もいらっしゃるかもしれません。

    講師・先生と呼ばれる立場の演奏家の方々は
    多くの方がそのように教えていらっしゃると思います。

    こういった気持ちで書かせていただいた次第です。

  • #5

    吉崎めぐみ (水曜日, 11 1月 2017 23:54)

    こんばんは、初めまして。
    レッスン代の受け渡しについて調べていたらたどり着きました。
    とても丁寧に書かれていて、感動しました。
    時代の流れ、で済ませたくないこともあるのになぁと思うこの頃です。
    また訪問させていただきますね!

  • #6

    はやしコントラバス教室 (金曜日, 13 1月 2017 13:14)

    >吉崎めぐみ様
    コメントありがとうございます。
    この記事は少し古いものですが
    内容も考えも変わっていない状況です。
    ここまで書く方は、あまりいらっしゃらないので
    どこかでこの記事が生徒さんなどの目に触れるといいなぁと思っております。

    現在、ここホームページの更新回数は少なく

    https://www.facebook.com/kontrabass.hayumi/
    ↑上記の方が、幾分更新回数が多くなっております。
    お時間ありましたら、のぞきに来てくださいませ。

    吉崎さんのHP拝見しました。
    どの楽器にも共通する内容が書かれていて、好感です。
    あとでゆっくり拝見させていただきたいと思います。
    ご訪問、ありがとうございました!