私が教えている生徒さんには
中学生、大学生、社会人の方がいます。
男女比率は・・・8対2程。
部活に指導に行っている時は女性も結構いるのですが
自ら個人レッスンに志願してくるのは、ほぼ男性です。
そして、偶然かどうかわかりませんが
レッスンが継続できるのは男性の方ばかりです。
辞める時は「辞めます」とビシッと伝えてくださいます。
女性は、真面目に来るか、上達が遅い場合は
レッスンになんとなく来なくなってしまう場合が多い気がします。
私も女性ですので、その理由がわかる気がします。
傾向であって
実際全員がそうだというわけではありません・・・。
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コントラバスの魅力は
やっぱりアンサンブル、合奏に顕著に出ると思います。
音楽の空気感、推進力、カラー、総合トータル感。
私が「良いなぁ」と思うコンサートマスターの方々は
大抵コントラバスも良く聞いてくださっています。
コンサートマスターを中心に、弦楽器の最高を司るような方々と
コントラバスとして一緒に演奏を作っていけるのは、格別です。
「僕たちを、港にまで連れて行ってください」
とコンサートマスターに言われた事がありますが
なんて素敵な表現だろうと思います。
このように言われると、単純な私など
「それに応えよう!」
とか思ってしまうわけです。
「常々思っているんだけど、なんでそんな風に弾くの?」
等言われた際は、頭を抱え、スコアを見て自分の愚かさに気が付けます。
意外と地味に皆さんのお耳に届いている音色、コントラバス。
「この場にいる人達と、良い演奏をしていきたい」
と思う事のできる楽器です。
素敵な楽器だと思います。
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女性でレッスンがコンスタントに続けられないのは
私が勝手に予想するに
「上手くできるようになったら、レッスンに行く。」
「できないのを見せるのは苦手」
な習慣があるのではと思います。
注意などされると、自己嫌悪、へこむなどして、復活に時間がかかる。
「頑張ります」
と言われる方が多いです。
男性の場合は
「できません」
「なんだか、ぱっとしません」
と、はっきり言ってくるので
帰る時には「次のネタ持ち帰り」位の感覚で
来た時よりも、進化して帰っていくのです。
こういうところは
男性のように、サバサバしていた方がいいですね。
毎回のレッスンでへこんでいては、辛いですし。
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ですから、それを知ったうえで
レッスンに通い続けてほしいのです。
「上手く弾けるようになったら、レッスンに行く」
のではなくて
「弾けないからレッスンに行くんだ」
「弾けたら、良い事が待っている!」
と思ってほしいのです。
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私は情報系専門学校卒業後、会社勤めして
その後、音楽の勉強の道に入りました。
毎朝の通勤ラッシュ、終電に近い毎日。
楽器の練習どころか、楽器をケースから出す、立ち続ける体力が残っていない・・・
そんな毎日でしたので
一般会社勤めの方々の状態が、理解できます。
わかった上で、楽器上達、維持、趣味のお手伝いをさせていただいております。
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皆さんの先生も、生徒さんに音楽の喜びを伝えたいはず。
自分の為に、是非レッスンを継続して戴くよう
お願いしたいところです。
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