https://www.kontrabass0001.net/基礎練習楽譜目次-工事中/
それの説明ブログを上げました。
https://www.kontrabass0001.net/blog/
こんにちは。ご無沙汰しております。「はやしコントラバス教室@facebook」の方はぼちぼち更新しておりますので遊びに来てください。
シマンドル動画投稿を見やすくする必要が出てきたため、
こちらのホームページも少し再開することにしました。
ちまたでは、毎年4~5月話題になる「シマンドル」「シマンドル教則本」。
「シマンドル一冊やれば、とりあえず何でも弾けるようになる」という話が毎年湧き出し、4月に冊子を買い、5月まで見合ってみるものの、6月には見たくもないものと化すシマンドル。シュトライヒャーでもよし。桧山ノートでもよし。どれか一冊やるのは大事な事です。
「シマンドル一冊やれば、とりあえず弾けるようになる」は半分正しく、半分そうでもなし。
国語に例えるならばシマンドルは「文字が書いてある本」です。
小学校1年生が初めてもらう国語の教科書です。というよりかは、
辞書内容も含み、小学校6年まで使える国語の教科書。
「もじがたくさんかいてあるな~。よめるようになって、はやくおにーさんになりたいな。」
と思うところから始まります。先生と一緒に教科書を読み、文字の読み方を教わったりルールを覚えますよね。書き順も教わりますよね。発音の仕方も教わりますよね。そんなことが書いてあります。
それを教わらないと、身につかないとどうなるか?
まず発音の仕方。上記「もじがたくさんかいてあるな~」。
アレをきちんと教わらないとどうなるか?
「mozgt-ksn kitrna-」子音ばっかり言ってしまうと思います。
以前、日本人のモノマネをしてウケしていた知人がいました。なぜ彼のパフォーマンスが周囲に受けているかわからず、理由を聞いてみたところ「日本人は、全部に母音をつけて話すんだよ!」と言ってました。
我々日本人は、それを無意識に出来ている、知っているのですよね。
また、文字の書き方・書き順を意識していないとどうなるか?
絵のように部分部分を書き足しながら書く人も出てきます。
「さっきまで、正しく字をかけていたのに、棒を書き足して×になった」
「真ん中のパーツから広げるように字を書くなぁ」
最近、海外の在住の方が書く漢字というのが、テレビで番組にもなってますよね。
あんな感じになる。
また、ひらがなのような曲がりくねった文字が苦手な人がいたり。
枠内に字をバランスよく入れられない人など出てきます。
そういう訓練を我々は日々してきたわけですよね。
そんな感じで、シマンドルは教科書のようなものです。
国語の教科書「書いてあることが読めるか?」 → シマンドル「楽譜が読めるか?」
国語の教科書「発音は合っているか?」 → シマンドル「正確に「音」出す技術の前提を知ってるか?」
国語の教科書「書き順を覚えているか」 → 音を出すための事前ルールを守っているか?
国語の教科書「横断歩道の発音は、おーだんほどー」
→ シマンドル「既存パターンの存在(シンコペーション・付点など)」
など。教師の一言を聞けばわかることが、シマンドル独学ではわからないのです。
そんな状態の方を山ほど見てきました。どうにかならないのか?
というわけで、恥を忍んで、自分のシマンドル動画をYoutubeに上げた次第です。
基礎ほど、アラが見えるしガチガチに緊張するので見せたくないのが本当ですが、上げてしまいました。
それに対する批判として
「タダで動画で教えて、実際にレッスンに来る人からはとるのか?」
等々受ける事があります。
しかし、実際のレッスンというのは、双方向の対話ですし、
私が上げた動画よりも、目の前で立体化する音楽は別物です。音の羅列ではありません。
ただの音の集まりが、芸術と化すシーンを目の前では見る事もあると思います。
私がそうだというのではなく、音楽というのはそういうものだという事です。
実際のプレイヤーの方たちは、非常に素晴らしい方ばかりです。私が動画を上げたくらいで、これ以上教えるネタが無い!ような方はいないと思います。ですので、動画を上げた次第です。
小学校の教科書内容くらいは、基礎として知っておいても良いのでは私は思います。
実際の音楽は、ジャンル・時代・作曲家・地域・解釈などのより、何通りにも弾き分ける必要があります。音楽芸術というのは、音が出るだけで楽しいという世界ではありません。歴史・文化です。
というわけで、つたないものですが、youtube動画を上げたコーナーを作りました。
二年くらいかけて更新していきたいなと思いますので、もし必要な方がいらっしゃったらのぞいてみてください。
模範演奏ではなく一例です。ないよりかはマシくらいで、のぞいてみてください。